MEW初のNFT「ETH Blocks(ETHブロック)」の概要とMyEtherWalletの作り方を解説

どうも、イーサリアムnavi運営のでりおてんちょーです。

イーサリアムnaviでは、毎日大量に流れてくるクリプトニュースを調査し、その中でも面白いトピックやクリプトネイティブな題材を選び出し、それを分かりやすく読みやすい形でお伝えしています。パラパラと内容を眺めているだけでも、事業やリサーチの新たなヒントに繋がることがあります。世界の最先端では、どのようなクリプトコアな試みが行われているのかを認識するだけでも、 思わず狭くなりがちな視野を広げてくれるでしょう。

今回は、MyEtherWalletが先日発表したNFTプロジェクト「ETH Blocks(ETHブロック)」について解説していきます。

  • いつ作成されたブロックかを誰でも検証できる
  • 改ざん・変更・削除できない

という特性をもったEthereumブロックチェーン上の「ブロック」に焦点を当てて、それを元にアートワークを生成するという仕組みが、個人的にとても面白い試みだと思います。

またETH Blocksは、MyEtherWalletのWebサイトを通じて、MyEtherWalletのユーザーのみがmintすることが可能な仕様です。

二次売買は、OpenSeaなどNFTマーケットプレイスを通して誰でも可能です。

ということで本記事では、MyEtherWalletアカウントの作り方も含めて、ETH BlocksというNFTプロジェクトの概要から購入方法まで解説していきます。

でははじめに、この記事の構成について説明します。

STEP
ETH Blocks(ETHブロック)とは

今回は、MyEtherWalletが先日発表したNFTプロジェクト「ETH Blocks」について、概要を中心に解説します。

STEP
MyEtherWallet(MEW)の作り方

ETH Blocksを購入するために必要なウォレットMyEtherWalletのアカウント作成方法について解説します。

STEP
ETH Blocksの購入方法

実際にどのような手順でETH Blocksを購入するのかについて解説します。

本記事が、ETH BlocksやMyEtherWalletについて理解したいと思われている方にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、法的または投資上のアドバイスとして解釈されることを意図したものではなく、また解釈されるべきではありません。ゆえに、特定のFT/NFTの購入を推奨するものではございませんので、あくまで勉強の一環としてご活用ください。

「定期購読プラン」の詳細はこちら

「定期購読プラン」は現在、トライアル期間を設けているため、初回は30日間無料でプランにご登録いただけます。この機会にぜひお試しいただき、サービスの魅力を体験していただければ幸いです。

※ 1ヶ月間の無料トライアル期間終了後に、自動的に有料プランへと移行します。
※ 無料トライアル期間中にご解約いただければ、ご利用料金は発生いたしません。


目次

ETH Blocks(ETHブロック)とは

出典:ETH Blocks by MEW

ETH Blocksは、MyEtherWalletがリリースする初のNFTコレクションであり、Ethereumブロックチェーンにマイニングされた個々のブロックを表すNFTです。

ETH Blocksに関連付けられたユニークな画像は、ブロックのデータに基づいて生成されてます。

例えば、ブロック番号5301が誰かによってmintされている場合、他の人は5301番目のブロックのNFTをmintすることはできない

  • イーサリアムの歴史の中で重要な意味を持つブロック
  • 個人にとって特別な意味を持つブロック

であろうと、一度誰かによってmintされたものは、他の誰にも手に入れることはできません。

また、各ブロックのNFTはMyEtherWallet.comでのみ一度だけmintすることができますが、これに関しては後述します。

ETH Blocksのmint価格

ETH Blocksはアーリーアダプターに対しての割引があり、以下のような価格構成になっています(これに加えてガス代がかかります)。

  • 最初の100ブロックは0.01ETH
  • 次の500ブロックは0.03ETH
  • それ以降のブロックは0.05ETH
出典:OpenSea

2021年11月18日時点での総発行数は1004個なので、現在の一次販売価格は一律で0.05ETH(+gas代)となります。

ちなみにOpenSeaでの二次販売価格は、floor price(最低価格)0.067ETHとなっています。

Donation(寄付)について

ETH Blocksのプロジェクトの概要だけ聞くと、

Ethereumの最初のブロックや、話題になったトランザクションが入ったブロックが狙い目だね

と思いますが、実はそれらの多くは事前に運営によってmintされています。

イーサリアムの歴史の中で重要な瞬間を示す13個のブロックが事前にmintされ、11月11日〜12月11日にかけて、オークションにかけられています。

そしてこのオークションの収益は、Wikipediaなど13の団体に寄付されることになっています。

MyEtherWallet(MEW)の作り方

既にアカウントをお持ちの方は、「ETHブロック(ETH Blocks)の購入方法」の項まで読み飛ばしてください。

まずはMyEtherWallet.comのサイトを開いて、「Create a new wallet」をクリックします。

スマホかPCでアカウントを作成できるのですが、MyEtherWalletではPCによるアカウント作成は推奨されていないようです。

推奨されません
この情報は機密情報であり、これらのオプションは経験豊富なクリプトユーザーによるオフライン設定でのみ使用する必要があります。

引用:Create wallet using software

ということで、本記事ではスマホのアプリからMyEtherWalletのアカウントを作成していきます。

Get MEW Wallet Appから、アプリのリンクをスマホで開いてダウンロードします。

そして、「Create a free wallet」「Create a wallet」のボタンをタップします。

PINコードを作成して10秒ほど待ったら「Finish」ボタンが出てくるのでタップし、「Backup now」から秘密鍵をメモしていきます。

秘密鍵を他の人に知られてしまうと、アカウントにある資産を全て奪われてしまいます。
また、秘密鍵を紛失してしまうと永遠に資産にアクセスできなくなってしまいます。
秘密鍵の管理は、暗号化してオンライン環境で保存/オフライン環境で保存するようにしましょう。

24個の単語と順番をメモしておき、確認が終わったら「Done」を押してアカウント作成完了です。お疲れ様でした。

ETH Blocksの購入方法

スマホでアカウント作成が完了したら、PCからアクセスできるようになりますので、ここからはPCを使って進めていきます。

まずはMyEtherWallet.comのサイトを開いて、「Access my wallet」をクリックします。

「MEW Wallet」をクリックして、表示されたQRコードをスマホのカメラで読み取ればアカウントにアクセスできます。

2021年11月18日時点では、アクセスすると同時にETH Blocksへの案内が出現されますので「Mint ETH Blocks now」をクリックします。

出現されない場合は、左側のメニューにある「DApps」からアクセス可能です。

あとはブロック番号を入力して検索し、その番号のNFTがまだ他の人にmintされていなければ、mintボタンが出現されます。

今回は適当な番号を入力して、5415番目のブロックから生成されるアートワークを見てみました。

derio

こちらは2015年7月30日に記帳されたブロックみたいですね、とてもエモい気持ちになります。

ちなみに余談ですが、左上にも表示されている通りVISAカードを使ってETHを購入することもできるみたいです。

暗号資産取引所の開設をしたくない人にとっては、需要があるサービスですね。

ということで、以上が一次販売でETH Blocksを購入する一連の流れになります。

まとめ

本記事では、MyEtherWalletが先日発表したNFTプロジェクト「ETH Blocks(ETHブロック)」の概要や購入方法、MyEtherWalletアカウントの作成方法について解説しました。

本記事が、ETH Blocks/MyEtherWalletについて理解したいと思われている方にとって、少しでもお役に立ったのであれば幸いです。

2021年11月18日時点では、ETH Blocksを保有していると得られる特典など特にありませんが、今後MyEtherWalletによって面白い試みがなされるかもしれないので、引き続き情報を追っていきたいと思います。

イーサリアムnaviを運営するSTILL合同会社では、web3/crypto関連のリサーチ代行、アドバイザー業務、その他(ご依頼・ご提案・ご相談など)に関するお問い合わせを受け付けております。

まずはお気軽に、こちらからご連絡ください。

みんなにも読んでほしいですか?
  • URLをコピーしました!
目次