イーサリアムnavi’s キュレーションは、日々の気になるニュース・面白かったニュースレター記事などを、イーサリアムnavi独自の視点で、月に15本程度お届けするサービスです。
2024年3月30日(土)のキュレーションリストは以下です。
- Web3ソーシャルネットワークの最新動向について
- Pixelmon CEO、NFTの大復活に賭ける
- Frames: 「Farcasterスーパーアプリ」への足がかり
- Dear: 愛と憎しみといった感情表現をデジタル生命体として表現する試み
- アテンションエコノミーの次の潮流としてのクリプト
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、法的または投資上のアドバイスとして解釈されることを意図したものではなく、また解釈されるべきではありません。ゆえに、特定のFT/NFTの購入を推奨するものではございませんので、あくまで勉強の一環としてご活用ください。
① Web3ソーシャルネットワークの最新動向について
Spencer Noonのニュースレター記事「ON–218: Web3 Social 🌐」では、web3ソーシャルネットワークの現状とそのポテンシャルを広く紹介されており、各プラットフォームがユーザーとクリエイターにどのような新しい価値を提供し得るかについての洞察が提供されていました。
この記事では主に、Farcaster、Lens、Drakula、CyberConnect、Pods.mediaなどのweb3ソーシャルプラットフォームの最新動向と、それぞれの特徴、ユーザー活動の増加、および将来の可能性について解説されています。
個人的に印象深かったポイントは、以下の3点です。
- Farcasterの成長について
- Farcasterでは、チャンネル機能の導入以来、6,100以上のチャンネルが立ち上げられ、動画アップロード機能も好評
- この活動の増加は、Farcasterが活発なweb3コミュニティを形成していることを示している
- Lensの新しい動向
- Lensでは、新しいミームトークン$BONSAIの導入により、有料のミントが増加している
- $BONSAIが、ユーザーがコンテンツを通じて収益を上げる新たな手段として注目されている
- DrakulaとCyberConnectの活動
- Drakulaでは、$DEGENを使った短編動画の共有が盛んで、CyberConnectでは新しいソーシャルL2が立ち上げられた
- これらのプラットフォームは、web3のソーシャルネットワークにおける新しい形式の経済活動とコミュニティ形成を促進している
直近では、ETH GlobalがFarcasaterに特化したハッカソンを開催するなど、FarcasterやFrameアプリの盛り上がりがweb3ソーシャル領域では目立っているように見えますが、LensやDrakulaなども昨今トレンドとなりつつあるミームトークンを活用することで、新しい方向性を切り拓こうとしているように思えます。
② Pixelmon CEO、NFTの大復活に賭ける
Cointelegraphの「Pixelmon CEO bets on fractionalized NFTs for its huge comeback」という記事で、Pixelmonの復活計画について書かれていました。
この記事では、多くの人が一度失敗したと思っているPixelmonが、分割保有可能なNFTを活用し、大きな復活を遂げようとしている過程をGiulio Xiloyannis CEOが語ったものです。
「かつて、『最悪のNFTプロジェクト」と揶揄されたPixelmonが、NFTの新しい活用方法を見出し再起を図っている。」
「ゲーム内でキャラクターの使用に応じてロイヤリティが支払われる仕組みを導入し、『Kevin』を象徴として残すことで、ブロックチェーン業界の復元力を表している」
と、CEOのXiloyannisは述べています。
また、、彼は分割保有NFTが持つ潜在的なリスクについても言及し、プロジェクトの成功にはコミュニティの意見を尊重する分散型のガバナンスモデルが重要であることも強調しています。
この取り組みにより、多くのクリプト企業がPixelmonに注目しており、最近ではImmutableが$100 millionのファンドを立ち上げ、その一部をPixelmonに割り当てるなど、プロジェクトへの投資が進んでいるようです。
③ Frames: 「Farcasterスーパーアプリ」への足がかり
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