イーサリアムnavi’s キュレーションは、日々の気になるニュース・面白かったニュースレター記事などを、イーサリアムnavi独自の視点で、月に15本程度お届けするサービスです。
2024年4月22日(月)のキュレーションリストは以下です。
- クリプトの原理や思想を分かりやすい図解とともに解説
- Shiba Inu、新しいプライバシー重視のブロックチェーン開発のために1200万ドル調達
- 革新を妨げるミーム:クリプト市場における政策の誤算
- オンチェーンゲーム/AWに特化したイベントの開催レポート
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、法的または投資上のアドバイスとして解釈されることを意図したものではなく、また解釈されるべきではありません。ゆえに、特定のFT/NFTの購入を推奨するものではございませんので、あくまで勉強の一環としてご活用ください。
① クリプトの原理や思想を分かりやすい図解とともに解説
consomeさんが、「Principia of Crypto」という記事を投稿しました。
この記事では、クリプト界隈でよく聞くワードや概念などが、シンプルで明瞭な図解とともに、一つずつ丁寧に解説されており、正に「クリプトの製品設計における原理原則を記した聖典」のような記事となっています。
また、難しい概念や思想を抽象化してシンプルな図に落とし込みながら、他業界とのアナロジー思考も駆使することで、多くの人にとって理解しやすい内容となっています。
個人的には、「#5 トークン中心の価値獲得メカニズム」「#6 みんなで〇〇」「#9 タルト構造」などが、改めて頭の中を整理するきっかけになったので有り難かったです。また、最近流行りのミームも取り上げられており、その密度の濃さとカバー範囲の広さに感銘を受けました。
この手の記事書くかどうか1-2年迷ってたんですが、やっと書くことにしました。自分でもこれ無料で出しちゃっていいんか、という気持ち。
— consome↑ (@ZkEther) April 22, 2024
クリプト製品の設計的諸原理https://t.co/C1I8RwSDpn
② Shiba Inu、新しいプライバシー重視のブロックチェーン開発のために1200万ドル調達
The Blockの「Shiba Inu raises $12 million in token round for its new blockchain」という記事では、Shiba Inuの新しいLayer 3ブロックチェーン開発について書かれていました。
端的に言うとこの記事では、Shiba Inuが「ユーティリティおよびガバナンストークン」と位置付ける$TREATを通じて1200万ドルを調達し、プライバシーに焦点を当てた新しいLayer 3ブロックチェーンを開発する計画を明らかにしています。
開発中のブロックチェーンは、国際法に準拠しながらも個人のデータ保護とセキュリティを重視しており、ユーザーはプライバシーを保持しつつ、身元を検証するための資格を得ることができるそうです。また、このLayer 3ブロックチェーンは、全準同型暗号(FHE)技術を使用して開発されているとのこと。
4月11日には、「次世代のミームコイン」を標榜するBorpaTokenが資金調達アナウンスを出していましたが、ミームコインやそのチェーンが資金調達する事例が徐々に出始めてきているように感じます。
個人的には、「ミームが資金調達を行う」ことに多少の違和感は感じるものの、現在の潮流としてミームは新たな資金調達手法として位置付けられつつあるため、このトレンドは追っておくべき題材だと考えています。
③ 革新を妨げるミーム:クリプト市場における政策の誤算
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