【テストネット編】話題のL2『StarkNet』を無料で体験してみようpart2|AMM「Jediswap」でスワップ・流動性提供する方法と、ブロックを積み重ねてNFTを作れる「briq」の使い方を解説

今回は、いま話題となっているEthereumチェーンのL2ネットワークで稼働する「StarkNet」を、無料で体験してみたいと思います。

前回は、StarkNet上のアプリケーションを触る(トランザクション生成する)ために必要なウォレット「Argent X」の開設をおこない、その後StarkNet Testnet上のAMM「mySwap」をしましたので、先に以下記事をご一読されることを推奨いたします。

本記事では、

  • 前回冒頭でご紹介したパーミッションレス型のAMM「Jediswap」
  • StarkNet上でブロックを積み重ねてNFTを作れる「briq」

について触ってみることで、それぞれ理解を深めていくことを目的とします。

本記事が、StarkNet・Jediswap・briqなどについて理解したいと思われている方にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、法的または投資上のアドバイスとして解釈されることを意図したものではなく、また解釈されるべきではありません。ゆえに、特定のFT/NFTの購入を推奨するものではございませんので、あくまで勉強の一環としてご活用ください。

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目次

Jediswapを使ってみよう

ではここからは、StarkNet上に構築されたパーミッションレス型のAMM「Jediswap」を、テストネット環境(Goerli Testnet)で使ってみたいと思います。

出典:app.testnet.jediswap.xyz

準備編(テストトークンの取得)

まずはこちらからJediswapのWebサイトにアクセスして、起動されたArgetn Xの「Connect」をクリックします。

続いて、少し下の方にスクロールすると、①「Mint Jedi Test Tokens」があるのでクリックし、Argent Xで②「Sign」します。

Swap Fromの下にあるはてなマークのアイコンをくりっくすると、上画像のように「Select Token」が表示されます。

まずは、Argent Xに各テストトークンがAdd Tokenされていない状態なので、4つそれぞれ+ボタンをクリックしてAddしておきましょう。

成功したらArgent Xに各トークンが表示されるようになります。

以上で準備は完了なので、次の節からSwap・Add liquidity(流動性提供)と順にやっていきましょう。

Swap編

今回筆者は、以下のような条件でSwapを試してみたいと思います。

  • 「Swap From」の部分を『J23FEB0』にして500枚を指定
  • 「Swap To(est.)」の部分を『J23FEB1』にする

『J23FEB1』の枚数が自動で表示されたら、「Swap」→「Confirm Swap」→「Sign」をクリックして、トランザクションに署名します。

しばらく待機してトランザクションが承認されたら、各トークンの枚数が変化していることを確認して、Swap編は終了となります。お疲れ様でした。

Add liquidity(流動性提供)編

出典:app.testnet.jediswap.xyz/#/pool

続いては、2種類のトークンをAdd liquidity(流動性提供)してみましょう。

画面上部のメニューバーから①「POOL」を選択し、②「ADD LIQUIDITY」をクリックします。

今回筆者は、以下のような条件でAdd liquidityを試してみたいと思います。

  • 上側を『J23FEB2』で500枚指定
  • 下側を『J23FEB3』に指定

『J23FEB1』の枚数が自動で表示されたら、「Supply」→「Confirm Supply」→「Sign」をクリックして、トランザクションに署名します。

しばらく待機してトランザクションが承認されたら、上画像のように「Your liquidity」にポジションが表示されていることを確認して、Add liquidity編は終了となります。お疲れ様でした。

「Your liquidity」がLoadhing…から動かない場合は、一度リフレッシュするなどしてみてください。

briqを使ってみよう

概要

briqは、「briqs」と呼ばれるレゴのような基本要素に基づく、NFT工作・合成システムです。

出典:Alpha paper

まずはbriqsをmintしたら、briqsでset(ブロック作品)を組んでみたり、setを誰かにtransferしたり、setを分解してbriqsに戻して新しいものを構築することなどができます。

執筆時点ではアルファ版としてローンチされており、コミュニティからのフィードバックを得てバグを排除していき、徐々にブラッシュアップしている段階です。

使い方

出典:briq.construction

まずはWebサイトにアクセスし、上画像青部分の「Build」をクリックしましょう。

すると制作画面が表示されました。このように、3D空間での作業となります。

今回はあくまでMintまでの一連の流れを体験してみることが目的なので、制作クオリティにはこだわらず

  1. 『GM』手前にある4つのL字型ブロックを削除
  2. 『GM』を単一の色に変更

という作業に限定しておこなってまいります。

こだわって制作したいという方は、以下操作方法をご参考ください。

操作キーアクション
左クリック選択したオプションに応じて、briqを配置/パインと/削除
右クリック「配置」モードでbriqを削除し、「ペイント」モードでbriqの色をサンプリング
左クリック + ドラッグカメラを動かす
右クリックしてドラッグパンカメラ
スクロールズーム
戻る (Undo)CTRL(Command) + Z
準備 (Redo)CTRL(Command) + Y
Shiftキーを押しながらクリック&ドラッグ選択したオプションに応じて、選択したbriqを配置/ペイント/削除
カラーモードで右クリック選択したbriqの色をサンプリング
参考:Help Center (notion)

①『GM』手前にある4つのL字型ブロックを削除

①画面左部にあるゴミ箱マークを選択してEraseモードに切り替え、②L字ブロックを左クリックでそれぞれ削除していきましょう。

②『GM』を単一の色に変更

①画面左部にある筆マークを選択してPaintモードに切り替え、②好きな色を選択し、③『GM』を構成するブロック一つずつクリックして色付けしていきましょう。

こんな感じに仕上がればOK

ではsetが完成したので、いよいよMintしていきたいと思います!

しかしこの段階で「Mint on Chain」をクリックしても、まだMintできずエラーが発生するはずです。

setとしてMintするためには、最初に無料のブロック(briqs)をClaimしておく必要があります。

walletを接続した後、「Claim your 1000 briqs and start building」をクリックしてSignをおこない、トランザクションが承認されるまで少し待機します。

トランザクションが承認されたら再び「Mint on Chain」をクリックし、「Next」をクリックしていきます。

最後に「Mint on chain」をクリックしてトランザクションに署名し、承認されるまで待機します。

現状StarkNetのテストネットは不安定なので時間がかかることがありますが、気長に待ちましょう。

最後に、完成したら「Copy Sharing Link」をクリックしてリンクを獲得し、「#イーサリアムnavi」を付けてぜひツイートしてみてください!いいねを押しにいきます。

ちなみに、他の方が作った作品は「briq gallery」から閲覧することができますので、よければご覧になってみてください。

2022年4月30日追記:
作成したbriqのNFTを、StarkNet上で稼働するNFTマーケットプレイス「PlayOasis」で出品してみてください。

まとめ

今回は、StarkNet上のAMM「Jediswap」でスワップ・流動性提供する方法と、ブロックを積み重ねてNFTを作れる「briq」の使い方を解説しました。

本記事が、StarkNet・Jediswap・briqなどについて理解したいと思われている方にとって、少しでもお役に立ったのであれば幸いです。

また励みになりますので、参考になったという方はぜひTwitterでのシェア・コメントなどしていただけると嬉しいです。

執筆時点においては、筆者自身もEthereumのL2周りのアプリケーションについて、リサーチしながら触りつつ勉強している状況です。

今後も、EthereumのL2周りの情報は積極的に記事化していきたいと考えていますので、ご意見ご要望などございましたらお気軽にご連絡いただけると嬉しいです。

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