フルオンチェーンCC0 NFTプロジェクト「Blitmap」の概要とそのエコシステムについて徹底解説

どうも、でりおてんちょーです。

今回は、フルオンチェーンCC0 NFTプロジェクト「Blitmap」について紹介・解説していきたいと思います。

出典:Twitter

Blitmapは執筆時点から1年以上前にローンチされたもので、LootやNounsDAOのファウンダーとして有名な「Dom Hofmann」氏の最初のNFTプロジェクトとして知られています。

サムネイル画像にある「原点」とは『dom氏のNFTプロジェクトとして初のものである』という意味で用いており、フルオンチェーンNFTとして最初のものという意味ではありません。

(そのため非常にボリュームが多く記事化することから逃げていたのですが、)2021年7月29日がblitday(OpenSeaでBlitmapのtotal volumeが100ETHを記録した記念すべき日)と言われており、執筆時点がその1周年記念の2週間前ということで、この機会に本メディアの一記事としてアップしておきたいと考えました。

ということで今回は、フルオンチェーンCC0 NFTプロジェクトとして有名な「Blitmap」についてご紹介することで、本プロジェクトの概要ならびに注目ポイント、dom氏の手がけるNFTプロジェクトの特徴などを理解していただくことを目的とします。

でははじめに、この記事の構成について説明します。

STEP
Blitmapとは

まずは、「Blitmap」とは何なのか、その概要や創業メンバー/現在の運営などについて解説してまいります。

STEP
Blitmapのロードマップをもとに過去と現在地点を確認

続いて、執筆時点におけるロードマップをもとに、Blitmapプロジェクトが過去にどのようなことをおこなってきたのか、また将来どのようなことを計画しているのかについて解説してまいります。

STEP
Blitmapプロジェクト/dom氏に関する筆者の論考・考察

最後に、Blitmapプロジェクトについて、またLoot, Nounsなど数多のボトムアップNFTプロジェクトの立ち上げに関わってきたdom氏についての考察/論考について、筆者の私見を混えながら述べてまいります。

本記事が、「Blitmap」の概要や注目ポイント、ボトムアップNFTプロジェクトに必要な成功要素などについて理解したいと思われている方にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。

※本記事は特定のFT / NFTの購入を推奨するものではありません。あくまで勉強の一環としてご活用ください

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目次

Blitmapとは

出典:blitmap.com

概要

出典:blitmap.com/archive

Blitmapを端的に表現すると、コミュニティメイドによるフルオンチェーンCC0 NFTのピクセルアートコレクションです。

前提

「Blitmap」についての理解促進を図るため、まずはBlitmapの前提から述べてまいります。

BlitmapというNFTプロジェクトには、『Originals』と『Siblings(兄弟)』という2種類の属性をもったNFTが存在します。

出典:blitmap.notion.site

そして本プロジェクトの起源としては、17人のアーティスト(※後述)が作成した『Originals』という、100個のNFTコレクションからスタートしています。

つまりこの時点では、BlitmapというNFTコレクションの総発行数は100個だけ、かつそれらは17人のアーティストによってmintされたものでした。

その後、この100個のOriginalsというNFT同士を組み合わせて、コミュニティメイドの『Siblings』というNFTが1,600個を上限として生成されました。

ちなみに、当時デファクトスタンダードとなりつつあったスタイルは、BAYC(Bored Ape Yacht Club)が提唱した『約10,000個ほどのNFTをreveal方式(購入後しばらく時間が経過するまでアートワークが隠される方式)によってpublic saleをおこなう』ものでした。

それに反してBlitmapでは、NFTの総発行数量が1,700個と少ないこと、かつユーザーが事前にどのようなNFTがmintされるのかを選択・確認できるという点において、斬新なアプローチであったと筆者は理解しています。

これは、フルオンチェーンNFTであることにこだわったからこそ生まれたアプローチだと考えられますが、それに加えてdom氏が天邪鬼な性格(※主観です)であることも要因として挙げられると思っています。

なお、『ユーザーが事前にどのようなNFTがmintされるのかを選択・確認できる』という体験に関しては、Lootverseプロジェクトの一つ「HyperLoot」でも同様の体験提供されたり、NFTのUGC化事例として挙げられる「OKPC」「Watchfaces」でも同じような試みがなされるようになったという印象です。

最後にまとめると、BlitmapというNFTプロジェクトは総発行数が1,700個のNFTコレクションです。
そして、そのうち最初の100個は『Originals』という17人のアーティストによって生成された属性をもつNFTです。
その後にコミュニティメンバーがmintした1,600個のNFTには、『Siblings』という属性が付与されています。

以上のような前提があるため、各NFT(Originals / Siblings)間のフロアプライス(最低価格)には大きな差が生じています。

フルオンチェーン

また、Blitmapは画像データ含め全てのメタデータがEthereumブロックチェーン上で保存・処理されていることから、一般的に「フルオンチェーンNFT」と呼ばれる類のNFTになります。

データ及びその生成ロジックが全て同一のスマートコントラクト内に存在し、

  • Blitmapの組み合わせ
  • プロパティの抽出
  • SVGへの変換

などは、全てEthereumチェーン上でおこなわれています。

CC0(パブリックドメイン)

また、Blitmap自体は2021年5月31日にローンチし、2021年7月2日にBlitmapコレクションとして完成しました。

7月2日の時点ではCC0ライセンス(パブリックドメイン)ではありませんでしたが、その約2ヶ月半後の8月13日に、改めてCC0ライセンス(パブリックドメイン)にすることが発表されました。

「Blitmapのパブリックドメイン化」に関しては以下の記事で詳しくまとめているので、興味がある方は合わせてご参考ください。

創業メンバー/現在の運営

Blitmapは

  • 6秒間のショートムービーを制作して共有できるソーシャルメディア「Vine」
  • ボトムアップ型NFTプロジェクト「Loot」
  • DAOの真骨頂『Nouns DAO」

などのファウンダーとして知られる、アーティストであり起業家の「Dom Hofmann」氏が立ち上げました。

また、Dom氏を含む以下17名が、Originalsのアーティストとして作品を提供しています。

  1. askywlkr
  2. BigPapap
  3. boyprison
  4. BRAINDRAIND
  5. ceresstation
  6. dom
  7. HighleyVarlet
  8. hipcityreg
  9. jstn
  10. numo
  11. other
  12. spacedoctor
  13. themoonladder
  14. Veenus
  15. worm
  16. yi
  17. zod

各アーティストの詳細情報を知りたい方は、こちらをご参考ください。

現在は「Sup」という会社がBlitmapの運営/開発主体となっており、Supは2022年2月にParadigmから$12Mの資金調達をおこなったことでも話題になりました。

執筆時点の時期は、ちょうど1周年記念イベントが目白押しとなっており、そのことをファンの間では「Sup Summer」と呼び、新たな発表が心待ちにされている状況です。

Blitmapのロードマップをもとに過去と現在地点を確認

出典:blitmap.com

執筆時点では以下のロードマップ(シーズン1)が公開されています。

  1. サイトリニューアル
  2. THE BLITNAUTS
  3. Blitnautネームコンテスト
  4. 敵を知る(コミュニティ投票)
  5. THE MERCH-OFF(コミュニティ投票)
  6. 伝承の公開
  7. 敵役の展開
  8. ゲームジャム
  9. THE MERCH-OFF II(コミュニティ投票)
  10. Blitmapクエストハブ
  11. ???
  12. ???

以下、それぞれのロードマップ施策についての詳細ならびに状況について、簡潔にまとめてまいります。

1. サイトリニューアル

webサイトのデザインが当初のものから一新され、Blitmap関連のNFTコレクションがより見やすくなりました。

こちらは引き続き、新機能が追加されたりすると逐一アップデートがおこなわれている模様です。

2. THE BLITNAUTS

出典:OpenSea

Blitnautsは、『Blitmapを見つけ出して守ることを誓った「知覚ロボットの一派」であり、この世界の英雄である」というコンセプトであり、Blitmapを飾るための新しいコレクティブルNFTプロジェクトです。

  1. Blitmap NFTを保有している
  2. そのBlitmapからBlitnautsがまだmintされていない
  3. mint可能期間内である(※現在は終了)

という3つの条件を全て満たした場合、専用サイトからBlitnautsを無料でカスタムして、mintすることができました。

出典:Twitter

当時のBlitnautsカスタム画面は、上写真のようなUIでした。

ご覧の通り、Blitmap同様に、ユーザーが事前にどのようなNFTがmintされるのかを選択・確認できるスタイルでした。

そして、このBlitnautsをmintするために、全Blitmapホルダーの内およそ89%がmint権利を行使したそうで、複雑な作成プロセスを考慮すると非常に熱心で活発なユーザーが集まっていたのではないかと考えられます。

BlitmapホルダーがBlitnautsをmintするインセンティブとしては、後述するThe Logos NFTのmint権利付与などがありましたが、それを差し引いても89%という数字はインパクトがありますね。

なお、Blitnautsも本家のBlitmapと同様に、CC0ライセンス(パブリックドメイン)となっています。

出典:OpenSea

ちなみに、Blitnautsはフリーmint方式としてローンチされたNFTプロジェクトでしたが、執筆時点におけるOpenSeaにおけるfloor priceは2.26ETHとなっています。

3. Blitnautネームコンテスト

出典:Discord

2021年7月半ばに、上画像のBlitnautに名前を付けるという趣旨のコンテストが開催され、BlitmapホルダーはDiscordの「blitnaut-name-contest」チャンネルを通して応募・投票することができました。

結果として、このネームコンテストには96人の応募があり、全部で265個のユニークな名前が提出されました。

結果的に、優秀賞「Dex」にはレアなOriginal(100個しかない方の)Blitmapが、準優秀賞「Buttons」「Goose」にはSibling(1,600個ある方の)Blitmapがそれぞれ贈呈されました。

4. 敵を知る(コミュニティ投票

Blitmapユニバース(Blitmapの世界)では、コミュニティ手動でストーリーを作っていく点などに対して、ボトムアップ型NFTプロジェクトとしての意義を持たせています。

創設者のdom氏曰く、Blitmapは「力の源」であり、「Blitnautsは主人公/ヒーロー役」としての役割を備えています。

そして、本節の「KNOW THE ENEMY(敵を知る)」というコミュニティ投票では、Blitmapユニバースにおける「悪役/敵役」をみんなで決定しようというものでした。

そして、Discord内で以下のようなスケッチが「enemy-options」チャンネルで13種類投稿されました。

出典:Discord

これらのスケッチを元に、各NFTホルダーが専用サイトを通して順位づけをおこない投稿することで、コミュニティ投票(「tier-lists」チャンネル)によって1パターンの悪役が決められました。

出典:Discord

最終結果としては「LOGOX(現:The Logos)」という案がコミュニティ投票によって当選しました。

しかし、他の案についても好意的なフィードバックが寄せられていたこともあり、それらの要素も取り入れて最終的な敵役コレクションとしてローンチすると、この時点では発表されていました。

5. THE MERCH-OFF(コミュニティ投票

コミュニティ投票によって、Blitmapプロジェクトにおける最初のグッズ作品が決定されます。

こちらは執筆時点では投票が始まっておらず、メーカーとのミーティングなどをおこなっているフェーズであるように見受けられました。

しかしこれとは別に、Blitmapの限定ファッションコレクション「BLITWEAR」という、コミュニティ主導のグッズプロジェクトが展開されています。

Nounsの場合もそうですが、「コンセプトがイケている」「CC0ライセンスである」「低忠実度/低解像度である」ことからも、ボトムアップでのファッション領域展開との相性が良さそうである点は、容易に想像できますね。

6. 伝承の公開

出典:Twitter

背景として、Blitmapプロジェクトのゴールは『多くの物語の背景として機能する「パブリックドメインの世界」を作ること』です。

そのため、今日に至るまでコミュニティ主導で多くのコンポーネントが作られてきており、今後は力の源(Blitmaps)、主人公(Blitnauts)に加えて、敵(The Logos)が登場する予定です。

さらにそれらに加えて、以下をはじめとする「コンポーネントのサポートパーツ」も用意されています。

  • 主要なロケーションとコンセプトアート
  • タイムラインと動機
  • キャラクターを中心としたストーリーの始まり

このように、外部ベンダーや協力者を巻き込んでBlitmapユニバースを構築するための多くのパーツ提供がおこなわれており、この「伝承」の一部をパッケージとして公開することができれば、プロジェクトにとって大きな飛躍となり、Blitmapユニバースがより明確なものになると考えられています。

出典:Discord

そして2022年5月半ばには、「FRAGMENTS OF THE OLD MACHINE(旧機種の破片)」というBlitmapのコミックシリーズが販売されることが発表されました。

こちらはCaelum(天空)を舞台として、Blitnauts(ヒーロー役)とLogos(敵役)という対立する派閥のキャラクターが、奇妙な新世界に遭遇するという物語が描かれる予定です。

また執筆時点では、本コミックシリーズは以下のような特徴をもつと発表されています。

  • 秀逸な文章と魅力的なアートで構成される高品質な書籍
  • 毎月発売され、1号は初秋に完成予定
  • 英語と日本語の両方で利用可能で、それぞれに交互のカバーが付いている
    => 日本語版は後ろから前に読む形式
  • コミュニティによって作成されるため、コミュニティは主要なイベントとその結果について決定を下すことができ、将来の問題だけでなく、Blitmapの世界や規範を形作ることに貢献する
  • CC0ライセンス
  • 後日発表されるサプライズもあり

本コミックシリーズが全国のコミックストアで入手できるようになることで、Blitmapユニバースの認知度がマス層に向けて大幅に拡大することが期待されています。(日本語版もあるのは嬉しいですね!

7. 敵役の展開

出典:Twitter

「4. 敵を知る(コミュニティ投票)」で決定された案、そしてそこで寄せられた好意的なフィードバックを元に、「The Logos」という『Blitnautsの敵役となるNFTプロジェクト』がスタートします。

The Logosは、『人類の時代の没落したブランドのロゴやその他の記念品を集めて身につけるアンドロイドの一派』というコンセプトのNFTプロジェクトです。

こちらは2022年夏頃にローンチ予定であると推測されており、Blitmap/Blitnautホルダーは無料でmintできる予定となっています。

ちなみに、The Logos NFTの発行数などに関する仕様も、コミュニティ投票によって決定されました。

執筆時点における公開情報によると、3,200枠はBlitmap/Blitnautホルダー用に確保されていて、残りの3,200枠はホルダー以外の誰でも抽選に参加することができ、当選して枠を獲得することができればmint権限が与えられるそうです。

A案:ホルダーに無料で提供 + 小規模なパブリックミント
このモデルは、Blitmap (1,700)とBlitnaut (1,500)のホルダー向けに、エアドロップのキーを使って引き換えられるフリーミント枠を、3,200個用意するものです。
また、新たにコミュニティに参加する人のために、3,200個のpublic mint枠を追加で割り当てます。
これはPremintの抽選のようなものであり、誰でも簡単に参加できます。
これらの人々はmint時の手数料(価格未定)を支払うことになります。
最終的に、6,400個の総発行数のNFTプロジェクトとして、The Logosが供給されます。

出典:Discord

8. ゲームジャム

ゲームジャムとは、ゲームクリエイター同士がチームを組んで短時間でゲームを制作する、いわゆるハッカソンのようなイベントのことです。

Blitmapをテーマにした、賞金とクリプト賞品つきの週末ゲームジャムが開催される予定となっていますが、ゲームジャムに関しては執筆時点では詳細が未発表となっています。

CC0でフルオンチェーンNFTであるBlitmapを用いてどのようなゲームが誕生するのか、筆者自身も今から非常に楽しみです。

9. THE MERCH-OFF II(コミュニティ投票

コミュニティーの投票により2つ目のグッズ作品が決定される予定ですが、こちらも執筆時点では詳細が未発表です。

10. Blitmapクエストハブ

Blitmapユニバースが展開されることで、お金や他の報酬を稼ぐことができる世界の構築が検討されています。

それがいわゆるメタバースと呼ばれる類のものになるのか、2D/3Dゲームになるのかどうかは、現時点では分かりません。

しかし、ベース部分がクリプトネイティブな設計になっているので、それらを組み合わせて構築する世界はとてもワクワクするものになるのではないかと筆者は期待しています。

11. ???

???の部分は未発表となっています。

Blitmapプロジェクト/dom氏に関する筆者の論考・考察

出典:Twitter

先述の通り、BlitmapはCC0(パブリックドメイン)であり、プロジェクトのゴールは『多くの物語の背景として機能する「パブリックドメインの世界」を作ること』です。

つまり、彼らはそのために「誰でも自由に使える公共財」をつくろうとしているわけです。

公共財としてNFTプロジェクトをローンチし、それを多くの人に利用/派生してもらうために、例えばCC0(パブリックドメイン)を採用したり、低忠実度・低解像度のイラストを用いるなどの策を講じています。

後者に関してはオンチェーンに載せるためでもありますが、永続性の観点から長きにわたって利用してもらいやすくなるという意味では、策の一つとしての該当性があると言えるでしょう。

そしてその効果もあり、既に本プロジェクトを元にした多くの(執筆時点では42種の)二次創作/派生プロジェクトが、コミュニティ主導で創出され続けています。

出典:blitmap.notion.site

NFTバブルと言われた2021年から振り返れば、一過性のNFTプロジェクトが蔓延る中で、dom氏の手がけるプロジェクトの多くは息が長く、そして活発的である点は注目に値すると言えます。

dom氏の手がけるNFTプロジェクトは、今回ご紹介したBlitmapをはじめ「Loot」「Nouns」など他にもたくさん存在しますが、どのNFTプロジェクトも非常に斬新なアプローチを取っていると同時に、共通点としては「ボトムアップ型NFTである」ことが挙げられます。

dom氏(ならびに共同ファウンダー)は、パブリックブロックチェーンを用いたNFTプロジェクトにおける公共財/ブランド創出のための手法として、一般的なトップダウンアプローチではなく、コミュニティ主導にマス層へと展開していくアプローチに信念と意思をもち一点張りしているように見受けられます。

しかしここで改めて留意しておくと、当然ではありますがCC0や低忠実度/低解像度のイラストを用いたからといって、ボトムアップ型のNFTプロジェクトとして成功するわけではありません。

NFTプロジェクトをボトムアップアプローチによってスケールさせていくためには、まず大前提としてプロジェクト自身がクリプト文脈で最高にイケていることが求められます。

「クリプト文脈で最高にイケているNFTプロジェクト」とは例えば、

  • プロトコル・自由な公共財としては「邪魔になる要素」を極力排除していること
  • 分散性・永続性・composability・パーミッションレス・CC0(パブリックドメイン)・中抜き構造の無さ、などの要素を兼ね備えていること

などが挙げられます。

それらの要素を兼ね備えていることにより、この業界のいわゆるクリプトリッチ層/コア層の人々からの中長期での賛同を得ることができ、積極的なコミュニティ参画・二次創作の創出などを生み出す「内発的動機付け」に結びついているのではないでしょうか。

そしてその触媒として、CC0や低忠実度・低解像度などの要素が作用するのです。

今回ご紹介したBlitmapをはじめ、Loot, Nouns, Corruption(s*)など、dom氏はNFTを用いて『クリプト文脈で最高にクールな自由な公共財』を創り出そうと試行錯誤しつづけており、その実現のためのアプローチ手法としてボトムアップスタイルを採用しています。

今後どのプロジェクトが一番早く開花するのか、非常に楽しみです。


出典:Discord

最後になりましたが、Blitmapはローンチ直後にすぐ売り切れたわけではなく、じわじわと1ヶ月程かけて完売まで辿り着いたNFTプロジェクトです。

NFTプロジェクトとしてはスロースタートであったかもしれませんが、自身の信ずる美学/価値観/羅針盤/ジャスティスに従い、腐らず地道に走り続けた結果の今日があります。

NFT界隈に対する違和感を単にポエムとして終わらせるのではなく、一からSolidityを勉強してコンテンツとして昇華し、さらにそれを多くのクリプトコア層の人々に対して訴求し賛同を得ている点に、筆者はdom氏に対して大きな尊敬の念を抱いている次第であります。

dom氏が提示してきたガイダンスからは、学ぶべき点が盛り沢山です。

私たちは彼の見ている方向性やビジョンを、Loot・Nouns・そして今回ご紹介したBlitmapなどを通してどれだけ汲み取ることができるかを試されているのではないかと、時折り思ってしまいます。

各プロジェクトの現時点における成功要因については、(スタンスや価値観の違いはあれど)NFTを用いた事業をおこなうものであれば、時間をかけてでも理解するよう努めた方が良いのではないではないかと筆者は考えます。

まとめ

今回は、フルオンチェーンCC0 NFTプロジェクト「Blitmap」の概要とそのエコシステムについて紹介・解説しました。

本記事が、フルオンチェーンCC0 NFTプロジェクトとして有名な「Blitmap」の概要ならびに注目ポイント、dom氏の手がけるNFTプロジェクトの特徴などについて理解したいと思われている方にとって、少しでもお役に立ったのであれば幸いです。

また励みになりますので、参考になったという方はぜひTwitterでのシェア・コメントなどしていただけると嬉しいです。

最後に、「Blitmap」の概要や注目ポイント、ボトムアップNFTプロジェクトに必要な成功要素などについて

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この記事を書いた人

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