イーサリアムnavi’s キュレーションは、日々の気になるニュース・面白かったニュースレター記事などを、イーサリアムnavi独自の視点で、月に15本程度お届けするサービスです。
2024年3月31日(日)のキュレーションリストは以下です。
- Farcaster開発企業Merkleが、ユーザー急増でユニコーンバリュエーションで調達
- Warpcastの「$DEGEN投げ銭システム」について解説
- NFT市場の最新動向 〜NFT市場の成長やプラットフォーム間での収益差、ブロックチェーンごとのユーザー数の違いなどを分析〜
- $DEGENトークンの進化の歴史とその影響について
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、法的または投資上のアドバイスとして解釈されることを意図したものではなく、また解釈されるべきではありません。ゆえに、特定のFT/NFTの購入を推奨するものではございませんので、あくまで勉強の一環としてご活用ください。
① Farcaster開発企業Merkleが、ユーザー急増でユニコーンバリュエーションで調達
Bloombergの「Crypto Social Media Firm Merkle Gets Unicorn Valuation in Paradigm Deal」という記事で、Paradigmの投資によりFarcaster開発企業「Merkle Manufactory」が、約10億ドルのバリュエーションで調達を行なっていることが書かれていました。
投資ラウンドの完了が近づいており、その評価額が約10億ドルであること、そして、FarcasterプロトコルとWarpcastアプリの開発、およびFarcasterネットワークの利用者が急増していることがポイントのようです。
Merkle Manufactoryは、Dan RomeroとVarun Srinivasanによって2020年に共同創業された会社で、現在FarcasterとWarpcastという2つの主要プロダクトを持っています。
これらプロダクトにより、ユーザーはX(旧Twitter)に似た体験を得られ、開発者はFrames機能を通じて外部アプリの機能を『アプリから離脱することなく表示できる』などの特徴を持っています。
② DEGENを使った投げ銭システムについて解説
Flora MárquezさんのWarpcastのcastでは、「Warpcastでの投げ銭のやり取り」について、ポップなイラストとともに解説されています。
このcastでは、「WarpcastユーザーがどのようにしてDEGENを使用して他のユーザーに投げ銭を送ることができるのか」や、そのプロセスの詳細について分かりやすく説明されています。主な要点は以下です。
- Warpcastアカウントとウォレットがあれば、誰でも投げ銭を受け取ることができる一方で、投げ銭を送るにはウォレットに10K DEGENと最低3回のキャストが必要であること
- DEGENとDEGEN POINTSは異なり、前者は「ウォレット内の通貨」で、後者は「他人からの投げ銭なのでシーズン終了時にDEGENに変換されてしまう」こと
- 日々のやり取りに基づいてランク付けされ、日々の投げ銭のためのDEGENが割り当てられるが、これは積み立てられないので毎日リセットされる仕組みになっていること(投げ銭サイクルを加速させる仕様)
このように、Warpcastの投げ銭システムは参加者間の相互作用を促進し、コミュニティ内での価値の流れを生み出す触媒として機能しています。
このあたりの文化は「習うより慣れよ」の精神の方が理解が深まると思うので、Flora MárquezさんのWarpcastのcastを見て興味を持った方は、ぜひ実際に試してみてください。
③ NFT市場の最新動向 〜NFT市場の成長やプラットフォーム間での収益差、ブロックチェーンごとのユーザー数の違いなどを分析〜
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