前編|今さら聞けないCC0 NFTについて徹底解説します!【「CC0」とは?】【NFTをCC0ライセンスにするのは何故?】

どうも、でりおてんちょーです。

今回は、先日のYouTube Live配信「今さら聞けないCC0 NFTについて徹底解説します!」について文字起こしをおこない、記事コンテンツとしてまとめていきたいと思います。

本配信は2時間弱という長きにわたって開催されたこともあり、全てを1記事内で文字起こしすることは困難なため、パートごとに数記事に分割して記事化したいと思います。

配信をご覧いただいた視聴者の方々からはご好評のお声を多くいただきまして、大変ありがたい限りです。

出典:Twitter
出典:Twitter
出典:Twitter

今回は、前編として【「CC0」とは?】【NFTをCC0ライセンスにするのは何故?】の2パート分をまとめてまいります。

動画よりもテキストの方がお好みだという方は、ぜひこの機会にご参考ください。

記事の文量の都合上、一部雑談パートならびに配信中に視聴者の方からお寄せいただいた質問・回答の場面は割愛しております。また、細かなニュアンスの部分は文字に起こす際に多少の変更を加えており、文章として見やすくなるように修正を加えておりますこと予めご了承ください。以上を踏まえて動画の方がお好みだという方は、以下のリンクからご覧ください。

では、この記事の構成について説明します。

STEP
免責事項

まずは、本記事並びにYouTube動画の方をご覧いただく前に、免責事項を簡単に述べさせていただきます。

STEP
「CC0」とは?

次に、そもそも「CC0」とは何なのか、また大元となるCC(クリエイティブ・コモンズ)とは何なのかについて解説いたします。

STEP
NFTをCC0ライセンスにするのは何故?

最後に、NFTがCC0ライセンスを採用することの意味、またそれによって生まれる効果やメリットなどについて、私見を交えて解説してまいります。

本記事が、CC0とは何か、そしてNFTをCC0化することの意味などについて理解したいと思われている方にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。

※本記事は特定のFT / NFTの購入を推奨するものではありません。あくまで勉強の一環としてご活用ください

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目次

免責事項

でりおてんちょー

まず始める前に、「免責事項」だけ先に説明させてください。

内容は上画像に記載されている通りなので、ここでは割愛します。
上記をご一読の上、本記事並びにYouTube動画の方をご覧いただけますと幸いです。

「CC0」とは?

でりおてんちょー

まずは、『そもそもCC0とは何なのか?』という話からしていきたいと思います。

でりおてんちょー

まず「CC」は、「クリエイティブ・コモンズ」という言葉を意味する単語です。
国際的な組織として「クリエイティブ・コモンズ」というものがあって、『CCライセンス』はそこがつくっているライセンスということになります。

でりおてんちょー

後で触れますが、「クリエイティブ・コモンズ・ジャパン」という日本語のサイトもあるので、興味がある方はご覧になってみてください。
CCライセンスの種類や、細かい部分の規約などが記載されています。

出典:クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは
でりおてんちょー

「著作権とは何か?」という話を大まか、且つ、抽象的にすると、上画像のようにCマーク(左側)とパブリックドメインマーク(右側)という2種類に分けられるそうです。
Cマークというのは、クリエイターさんが全ての権利を保有している状態です。

でりおてんちょー

逆にパブリックドメインマークは、いわゆるCC0と呼ばれる類のもので、全ての権利を放棄するものです。
つまり、著作権を完全に放棄したものがパブリックドメインマークの意味するところで、全ての著作権がある状態がCマークということになります。

consome

なるほど。

出典:クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは
でりおてんちょー

このように、まずは著作権があるか無いか、白か黒かという判断基準で著作権法というものはあったのですが、webが普及してから新しいルール(ライセンス)というものが導入されました。
そして上画像の通り、グラデーション(『いくつかの権利の主張』)の部分ができました。

consome

ふむふむ。

出典:クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは
でりおてんちょー

要は、今までの「著作権がある」という状態から、どこまで権利を部分的に開放するかということをグラデーションごとに設定することができるようになったと。
例えば、NFTでよくCC0の代替案として挙げられる「CC BY-SA」では、上画像のように部分的にCCライセンスを組み合わせて設定しているものです。

でりおてんちょー

以上を踏まえて「CC0」とは何なのかと言うと、『自分の作品に関する権利を放棄すること』であり、要は先程のイラストの一番右側に当たるパブリックドメインです。

でりおてんちょー

そのため、CC0ライセンスを導入しているイラスト/創作物であれば、他の人たちは著作権による制限を受けないで、自由に作品に機能を追加・拡張するなどといったかたちで再利用することができるようになります。
これが「CC0」と呼ばれるものの正体です。

consome

ふむふむ。

でりおてんちょー

NFTプロジェクトであれば、みなさんご存知「Nouns」とか、「Cryptoadz」とか「mfers」とか、「Blitmap」も有名ですが、これらのNFTプロジェクトがCC0ライセンスを採用しています。

でりおてんちょー

で、最近だと右下のMoonbirdsやXCOPY(※コラボ作品は除く)がCC0を採用すると発表して、かなり話題になりましたね。

consome

日本のNFTプロジェクトだと、下側にある「CryptoCrystal」とかがCC0を去年の夏ぐらいから採用していますね。いや本当に正しいプロジェクトです。

でりおてんちょー

おっ、consomeさんもお気に入りのプロジェクトであると。
そういえば1年くらい前に配信やられていましたよね?永井先生とminicooheiさんと3人で。

consome

そうですそうです。
あの頃は全然「CC0」の考え方みたいなものが普及していなかった段階でしたが、広がり出したのが今年の春夏か、もう少し前くらいかなと。
去年の末とかだと、『著作権放棄した方が良いよ?』と言ったら大反発を受けていた時期でしたね。

でりおてんちょー

大反発を受けているのを、何度かTwitterで見ていましたね。笑
「またconsomeさん燃えてるよw」みたいな。

consome

ちょっと早すぎたかなと思いますね。笑

でりおてんちょー

僕も可能性を感じてはいましたけど、本当に今はCC0の扱われ方が変わりましたよね。
割ともう、「絶対ダメ!」という人はいなくなってきたんじゃないかなと思うんですけれども。

consome

結構ドラスティックに変わったなと思いますね。
この半年くらいかけて、『CC0ってweb3的だよね』という考え方が広まったような気がします。

でりおてんちょー

はい、そうですよね。
ということで、何故そこまで「CC0×NFTが広まったのか」という話を、この後やっていきたいと思います。

NFTをCC0ライセンスにするのは何故?

でりおてんちょー

ではまず、何故CC0ライセンスをNFTに対して導入するのか。
普通に考えたら、権利を全て放棄してしまうということは、自分(自社)以外の誰もが商用利用などができるようになるわけで、売り上げとかも減ってしまう可能性があるわけじゃないですか。
にもかかわらず、「何故そんなことをやるのか?」といった話を、この項ではやっていきたいと思います。

でりおてんちょー

見づらくて恐縮ですが、まずはざっくり一覧です。
それぞれの項目について、以降の章で順番に解説していきたいと思います。

cryptoの思想やコンテキストとマッチ

でりおてんちょー

そもそもクリプト(パブリックブロックチェーン)というものが、decentralized/オープンソース/コンポーザビリティのようなものをベースにできているという前提があって、NFTクリエイターさんはその土台の上に作品を乗せているという状態なんですよね。
普通のデジタル上のコンテンツとは訳が違って、そういった土台の上に乗っているという意味を理解した上で、物事を考えた方が良いと僕は思っています。

consome

はい。

でりおてんちょー

なので、コンポーザビリティや相互運用性が重要な意味を持つweb3のインフラで競争しているという前提を、まずはもってください。
そしてその上で、NFTに対してCC0を導入すると、元プロジェクトの拡張/フォークを促進し、熱量の高いコミュニティを生み出すための手段になり得ると。

consome

ふむ。

でりおてんちょー

しかし、赤字で書いていますがこれはあくまで一手段です。
もちろんCC0ライセンスを使わなくても、元プロジェクトの拡張やフォークを促進する方法はあります。
ただし、CC0を使うことで「触媒」のように元プロジェクトの拡張促進を図ることができますと。

consome

はい。

でりおてんちょー

では何故そんなことができるかと言うと、NFTアートワークをCC0化することで、パーミッションレスかつ摩擦をなくすことができるからです。
例えば、何かイラストに対して厳しい規約が設けられている場合を想定すると、それを使って派生・二次創作をしたい人にとっては結構なハードルな訳ですよ。

『「CC0」とは?』項から再掲
でりおてんちょー

先ほどご説明した通り、CCライセンスをいろいろ組み合わせて権利を主張できる「CC BY-SA」とかいろいろあったと思うんですけど、あれもちゃんと調べないと(派生させる側は)怖いじゃないですか。
そうするとNFTの二次創作する側の人からすると、既に知名度のあるCC0ライセンスを採用したものの方が安心感があるので、『摩擦がない』と。

でりおてんちょー

そしてフォークをたくさん創出して、コミュニティを拡大させていくための手段になると。
そういった意味で、NFTにCC0を採用する理由の一つかなと思い、これを挙げました。

consome

「cryptoの思想にマッチしている」というのは、本当にそう思いますね。
僕も『CC0にします』という文言を初めて目にしたのが「Blitmap」なんですけど、その際にCC0って何だ?ということで調べたら『著作権を完全に放棄します』と書いてあって、これはweb3的だなと思ったんですよね。

consome

なんでそう思ったかと言うと、そもそもオープンソースソフトウェア(OSS)の文化がこのcryotoの世界には根付いているというか、ソースコードって基本的には公開してあって、誰でもコピー/フォークして良いですよね。
それを、「アナロジー的にアートの世界に持ち込んだ」みたいな。
アートにおけるOSSの考え方だなと思って、これは絶対cryptoの文化にマッチするわと思いましたね。

でりおてんちょー

いや〜、そうですよね。

consome

あと「摩擦をなくす」もそうなんですけど、このCC0というワードを聞いた後に、各国の著作権の法律ってどうなっているんだろう?と思って軽く調べたんですよ。
するとやっぱり、国によって全然違うんですよね。
でも、cryptoというのは国境のない世界観なので、『〇〇の二次創作は△△の国でおこなわれたから☆☆の法律がで起用される』みたいなことをその都度考えていたら、訴える側も訴えられないし、著作権を持っているということのメリットが薄くなってしまうんですよね。
結果的に何も抑制できないし、だったらもう逆転の発想で「CC0にしちゃえ」という考えは理解できるというか。
『手段』と書いているので、当然ケースバイケースだとは思うんですけど。

でりおてんちょー

なるほど、補足いただきありがとうございます!

consome

話したいこといっぱいあるんですけど、あとは『インフラ』って言葉も正にそうだなって思いますね。
ブロックチェーンには「Fat Protocols」という概念があって、要はインフラ側になるサービスやプロトコルが重要度が高い/価値を持つという話です。

consome

CC0を採用することで、いろんな二次創作やコラボレーション作品が出てきやすくなると考えると、元となっている絵とかデザインは、ある種デザインにおけるインフラレイヤーとして機能していて、二次創作はその上に乗るアプリケーションみたいな、そういう考え方ができるかなと個人的には思っています。

でりおてんちょー

(大きく頷く)

consome

「アートにおけるインフラを目指していこう」という方向性って、やっぱりcrypto的だし、Fat Protocolsと照らし合わせてもそうなんだろうなって思いますね。

でりおてんちょー

なるほど〜、確かにそうですよね。
「Fat Protocols」のお話がありましたけど、NFTに例えるとLootとかNounsというNFTがあって、そこからいろいろ派生していくとレイヤーが低いものほど価値がどんどん高まっていくという考え方が、大まかなFat Protocolsの概要です。

でりおてんちょー

つまり、NFTに対してCC0ライセンスを採用することで、低レイヤーのものになりやすくなると。
そこから派生をたくさん生み出しやすくなるので、最終的に価値が戻ってくるように設計するための一手段として機能するというお話でした。

consome

やっぱりコンセプトとしては、「コピーされればされるほど元のものに価値が出る」ですよね。
DeFiとかいろんなdappsもそうですけど、全然コピーしてくださいっていうスタンスじゃないですか。
「コピーされればされるほど、元の価値が高まる、本物の価値が高くなる」というこの逆転の発想が、革新的だなと思いますね。

でりおてんちょー

はい、もう今日話したかったことが全て終わりました。笑
さすがcoonsomeさんです。

利害の連携

でりおてんちょー

あとは「利害の連携」というテーマを挙げたんですけど、一つ目はNFTプロジェクトを派生させる(二次創作をおこなう)側の目線のお話です。
二次創作をおこなう側の目線に立った時に、『訴えられる』ことが一番怖い訳ですよ。
例えば、商用利用しても良いかグレーゾーンなNFTプロジェクトがあったとして、それを派生させてNFT・グッズの販売などを通してある程度の売り上げを上げてしまいましたと。
で、グレーということは、後から「何を勝手にうちのプロジェクトを派生させて売り上げを出しちゃってるの?」と言われてしまうリスクがあるわけですよ。
そういった意味で、派生させる側の目線に立った時にどっちが良いかと言われたら、CC0ライセンスのNFTの方が良いですねというお話です。

でりおてんちょー

二つ目に関しては先ほど触れたのですが「Fat Protocols」理論の話ですね。
NFTに対してCC0ライセンスを採用して、それを元に派生させたNFTが売り上げを出したとしても、それによって元のNFTの認知も高まりますよね。

consome

ふむふむ。

でりおてんちょー

ということで「コミュニティのメンバーが増える」という意味でアップサイドがあることと、あと「OpenSeaなど二次流通市場でのfloor priceが上がる」とかですね。
あとはNounsだとすると、需要増によりデイリーオークションでの落札価格が上がってDAOのトレジャリー資金が増えるというアップサイドが見込めますね。

でりおてんちょー

NFTではない「一般的なイラスト」を、CC0ライセンスを採用してインターネット上に出したとしても、アップサイドってあまりないわけですよ。
認知が上がるかもしれませんけど、デメリットの方が大きいかなと思うんですよね。
ただ、CC0 NFTとして出すことによって、利害の連携ができてより大きなアップサイドが見込めると言うのが、NFTにCC0ライセンスを導入する2つ目の理由かなと思います。

consome

「グレーを真っ白にしておく」というのは、すごく大事な気がしますね。
僕も今「Phi」というプロジェクトをやっていて、いろんなプロジェクトとの関係を構築して、それぞれのIPを用いたデザインとかを作っていくようなプロジェクトなんですけれども、『○○のプロジェクトはCC0かどうか』というのは結構気にしています。

consome

規約やライセンスがグレーだと、ちょっと及び腰になっちゃうというか、使うの怖いなって思ってしまうこともあって。
例えばPhiの場合は、「CC0ライセンスを採用しているプロジェクトを優先してコラボレーションしていこう」みたいな詰め方をするんですよね。
で、優先順位をつけていく時に「グレーなところ」「真っ白なところ」を比較すると、やっぱり「真っ白なところ」の方が上に来るわけですよ。
なので、そういう意味でも派生させる側の目線では、CC0ライセンスが採用されていた方がコラボレーションしやすいなと思いますね。

でりおてんちょー

シンプルなんですよね、CC0って。

consome

そうですね、(ライセンスや規約を)細かく読まなくて良いですし。

でりおてんちょー

事業者だけでなく、例えば個人でもNFTプロジェクトを派生させたり、コラボしたいと思う人もいるわけじゃないですか?
そういった個人が、わざわざ時間をかけて細かい規約・ライセンスまで読み込むかと。
そして仮に読んだとしても、最終的な正しい結論まで辿り着けるのかといったら、なかなか難しいと思うわけですよ。

consome

うん。

でりおてんちょー

例えば、先ほど述べた「CC BY-SA」のような特定のライセンスは、『CC BY-SA summer』のようなものが到来すれば多くの人に認知されると思うんですけれども、現状到来していないわけですよね。
到来すれば、「CC BY-SA NFT」に関する記事を書く人が増えたり、認知が高まって『これはやっても良くて、これはやったらダメ』という理解も深まるかと思いますが、現状きていないですし、CC0 summerの方に注目が集まっているわけですから、それであればCC0の方が安心で良いよねという、単純なお話かなと思います。
だからこそ派生させる・コラボする側の人たちが見るのは、「CC0か否か」という二択になっているのかなと思いますね。

でりおてんちょー

これは補足なんですけれども、『派生元のNFTプロジェクトに対して還元するムーブメント』があるのでご紹介いたします。
まず、Blitmapの派生プロジェクトの一つに「Flipmap」というものがあるんですけど、Flipmapの全売上の25%を、コミッションとしてBlitmapのオリジナルアーティストに支払う約束をしているんですよ。
仮に、FlipmapのNFTが100ETH売り上げたとしたら、25ETHをBlitmapをつくったアーティストさんに渡しますと。これは面白いですよね。

consome

うんうん。

でりおてんちょー

あとはNounsとCryptoadzを組み合わせた「Touns」というNFTプロジェクトもあって、これも収益の50%を2つのプロジェクトに還元すると言っています。

でりおてんちょー

何故こんなことをやっているかと言うと、彼らは「CC0 NFT」というムーブメントが好きで盛り上げたいと思っているらしく、そのために何をしたら良いかと考えた時に『派生元のプロジェクトに対して収益の一部を還元すること』が、このムーブメントを加速させるための手段なのではないかということでやっていますと。
これってすごくおもしろくないですか?

consome

いや〜、これ僕好きですね。

でりおてんちょー

先ほど「アップサイドがある」と言ったんですけれど、こういったアップサイドもあるんだというのが個人的には結構驚きでした。
利害が一致しているからこそ、こういったムーブメントって生まれるんですよ。
別にFlipmapがたくさん売れたからといって、元のBlitmapが価値毀損になるかと言うと、ならないですよね。
むしろ認知も上がるし、コミュニティの人数が増えたりfloor priceが上がるとか、そういったアップサイドが見込めるわけなので、お互いにとって利害が一致していると。
さらに「CC0を盛り上げたい」という利害も一致しているので、こういったムーブメントが生まれたのかなというふうに分析できます。

consome

これめっちゃ熱いですね。感動しちゃいますね。笑
強制されていないけれど、育ててくれた親に孝行するみたいな。なんだろうね。

でりおてんちょー

いやもう本当に、その感覚ですよ。笑

consome

良い文化だと思います。
カルチャーの面から、こういった文化がどんどん根付いていくというのは、これからすごく大事だなと思いますね。

でりおてんちょー

そうですね。
競争というよりは協調ムーブメントで、CC0を採用しているNFTプロジェクト同士で協力して高みを目指そうみたいなやり方なんですよね。
それが個人的には良いなと思っています。

memeの共創・認知拡大・フライホイール効果・ネットワーク効果

でりおてんちょー

まずは、先ほどの話の流れで、「フライホイール効果」から述べていこうと思います。
『早く行きたければ、一人で進め。 遠くまで行きたければ、みんなで進め』というアフリカの諺がありますが、フライホイール効果とはそういうものです。
(気になる方はこちらの資料などご参考ください。)

でりおてんちょー

つまり、フライホイール効果における『遠くまで行きたければ、みんなで進め』というのは、単一のNFTプロジェクトだけではなく、CC0 NFTを広めようみたいなムーブメントによって母数を増やして、みんなで遠くへ行きましょうと。そうすれば自分も遠くに行けていますよと。
そういった意味合いで、CC0ライセンスを採用する理由の一つとして挙げています。

consome

ふむふむ。

でりおてんちょー

あとは「memeの共創」ですね。
何故NFTがCC0を採用するのかというと『memeが促進されるから』という要素が挙げられます。
NFTに限らずクリプトというのは、memeのカルチャーがすごくないですか?

consome

いやもうmemeだらけ。笑

でりおてんちょー

ですよね。笑
ああいったものも、CC0とかパブリックドメインのものを使った方が安心じゃないですか。後から訴えられたりもしないわけで。
そういった意味で、cryptoで昔からつくられているmemeというカルチャーを促進するためにも、CC0を採用する意義はあるわけですよ。

でりおてんちょー

あとは先ほど話してしまいましたが、派生NFTプロジェクトの認知が拡大すればオリジナルNFTの認知も拡大しますし、それによってコミュニティメンバー増加やフロアプライスの上昇、二次流通時のロイヤリティ収益増加など、直接的な恩恵を受けることも可能ですね。
それも、NFTがCC0を採用する一つの理由になり得ますと。

consome

例えば、自分が考えたオリジナルのキャラクターがいますと。
そのキャラクターをNFTとして売りたいってなった時に、Nounsのメガネを1個つけるだけでNounsのコミュニティの一部を引っ張ってくることができて、コミュニティをブーストできますよね。
Nouns側からしても、Nounsのメガネを使ってくれるプロジェクトが増えていくことで宣伝なりますし、また別のコミュニティにリーチできるので、お互いにとって良いものであると考えられる気がしますね。

でりおてんちょー

そうなんですよね。
先程の話と照らし合わせると、利害が一致しているということになりますよね。

CC0mmunityでの相互作用

でりおてんちょー

最後にもう一つ、何故NFTがCC0を採用するのかの理由なのですが、「CC0mmunityでの相互作用が生まれるから」です。
フライホイール効果の説明でも触れましたが、『相互に協調した方が遠くまでいける』ということを考える時に、CC0を採用することで利害の一致を図ることができて、プロジェクト間での足並みを揃えやすくなるんですよね。
CC0 NFTというものを盛り上げた方が全体としての認知が高まって、各プロジェクトのNFTもCC0ということでfloor priceが上がるみたいな話もあり得ると。
現状、CC0mmunity(CC0 + community)というワードとかが生まれていて、ムーブメントになりつつあるので、CC0ライセンスを利用するのは結構アリな選択肢だと思います。

出典:Twitter
でりおてんちょー

あとは「CC0ライセンス」というものが、白黒で分けると一番真っ白かつ過激なライセンスなので、こういうものを利用する人たちの間では仲間意識が芽生えやすいと思うんですよね。
HyperLootが作っているゲームのように、他のCC0 NFTプロジェクトのキャラクターも登場させて全体として認知を高めていくみたいな、そういったムーブメントになったりしています。

consome

「CC0mmunity」という言葉と、他の著作権を持っているNFTプロジェクトの指す「Community」という言葉では、『範囲』が違っている気がするんですよね。

でりおてんちょー

おっ 、良いですね!
めちゃくちゃ良いご指摘。

consome

例えば、後者の「Community」の場合は、多くの場合NFTのホルダーを指す言葉だと思っているんですよね。
逆に前者のCC0mmunityは、二次創作している人とか、それを楽しく見ている人たちとか、そういう幅広い人たちを取り込んだ意味でのコミュニティだと思うんですよね。
要は、Nounsってまだローンチから1年くらいしか経っていないですから、 NFTホルダーって400人弱くらいしかいないと思うんですけれど、その人たちだけではないじゃないですか?Nounsが指すコミュニティってめちゃくちゃ広いですし。

でりおてんちょー

うんうんうん。(大きく頷く)

consome

それこそが、僕は『懐の深いNFTプロジェクト』であり、ネットワーク効果が一番発生しやすい状態なのかなって思いますね。
なるべくinclusiveな(広く人を受け入れる)状態にしておくというのは、大事な気がします。

でりおてんちょー

はい、そうなんですよね。
だから、派生プロジェクト・他のCC0 NFTプロジェクトも含めた全体としてコミュニティになりやすいのかなと。
あとは、Nounsって現段階では400体くらいしかNFTが存在しないんですよね。
それにもかかわらず、コミュニティのメンバー数がめちゃくちゃ多いわけですよ。
ちなみに僕も、そもそもNounsのNFTは持っていないです。
『なんでお前、NFTも持っていないのにそんなにNounsの普及活動しているんだ』みたいなことをたまに言われるんですけど、NFTホルダーだけではなくそれ以外の人をいかに巻き込めるかというのは、NFTプロジェクトを中長期でスケールさせていきたいのであれば絶対に大事だと思っています。

でりおてんちょー

10,000体のNFTを発行してホルダーをつくって、その人たちだけでコミュニティを盛り上げていくというのは、限度があると思うんですよ。
ただ、非NFT保有者も巻き込んでコミュニティを大きくしていけるのであれば、それはそっちの方が良いですよねと。
で、それを実現するための一手段としてCC0ライセンスを採用して、派生元/派生先プロジェクトを繋げるとか、他のCC0 NFTとコミュニティを繋げるとか、「繋げていく」ことに重きを置いて、最終的に大きなCC0mmunityになれれば良いのかなと思っていますね。

consome

多分この後も話すと思うんですけど、Nounsがやっぱりすごく良いモデルですよね。

でりおてんちょー

そうなんですよね。
LootとかBlitmapとか他にもいろいろCC0 NFTはありますけど、結局一番分かりやすいのはNounsなんですよ。

consome

ちょうど今から1年前くらいにNounsが登場したんですけど、当時は10,000体のNFTを一斉リリース(mintさせる)というモデルが主流だったんですよね。
なので、10,000人でコミュニティをつくろうという発想だったんですけど、Nounsは完全に逆の発想をしているんですよね。
もはや、1番最初は1体だけ。笑
で、1日1体ずつちょっとずつ増やしていくみたいな。
その逆転の発想から生まれたシステム設計を考えていったら、本当にNFTホルダーは少ないんだけれども、CC0 NFTにすることによって二次創作のコミュニティというものを広げていけると。
しかも、そのコミュニティに入るためには許可も何もいらないし、二次創作したかったら許可なく勝手にやって良いし、別にしなくても良い。
本当に逆転の発想で生まれたNFTプロジェクトですが、それが一番成功していると言っても過言ではないレベルになっているので、NounsDAO全体の仕組みも含めてすごく良いプロジェクトだなと思っています。

でりおてんちょー

そうですよね。
NounsがもしCC0を採用していなかったら、ここまで大きくなっていないと思うんですよね。
なので、やり方としてNounsみたいに1日1体NFTを発行していくモデルのNFTプロジェクトをやりたい人がいるのであれば、ここは倣った方が良いのかなと個人的には思いますね。

consome

そうですね。
1日1体リリースで、かつ、著作権解放していませんだと、なかなかスケールしづらいですよね。さすがに。
セットって感じがしますね、

でりおてんちょー

ですね。
NounsDAOについては後半でもしっかり触れるので、一旦この辺りで切り上げさせてもらいます。

まとめ

今回は、先日のYouTube Live配信「今さら聞けないCC0 NFTについて徹底解説します!」について文字起こしをおこない、【前編】の記事コンテンツとしてまとめてまいりました。

本記事が、CC0とは何か、そしてNFTをCC0化することの意味などについて理解したいと思われている方にとって、少しでもお役に立ったのであれば幸いです。

また励みになりますので、参考になったという方はぜひTwitterでのシェア・コメントなどしていただけると嬉しいです。

本記事内では文字数の関係上、配信した内容の全ての部分をお伝えすることはできておりません。

もし本記事を読んで少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひ以下の動画をご覧いただけますと幸いです。

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最後に、CC0、NFTをCC0化することの意味、「CC0×NFT」事例などについて

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この記事を書いた人

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