web3スペースで何かと話題になることの多い「インセンティブ」というワード
昨今のエアドロ活動やポイント制度の普及によって、「経済的インセンティブがなければプロダクトとして使われない」といった意見も見られるほど、今このテーマに対する注目が集まっています。
🧵「ポイント依存症」が悪化している話
— でりおてんちょー|derio (@yutakandori) May 29, 2024
🌀プロトコルチームは、エアドロ終了後にユーザーがdApps使用を止めることを懸念
🌀コミュニティは、終わりのないポイントシステムに疲れた
🌀でも、他のプロトコルがポイントを使うなら、自分たちもやらざるを得ない(そうしないと、そもそも注目されない) https://t.co/gU1Fhr4tdX
そしてこの風潮は、日本国内でも見られるようになってきたように感じます。
例えば先日、アニマルスピリッツの朝倉さんがVoicyで「Web3スタートアップについて思うこと」という配信を行い、話題となっていました。
電車の中で笑いました!面白かった!!
— 水地一彰@web3×スタートアップ×会計士 (@crypt_cpa) June 7, 2024
web3スタートアップの現在地点
・プロダクトがつまらない
・インセンティブの話しかしない
・人のガラが悪い
Web3スタートアップについて思うこと – 朝倉 祐介 @Jockey723https://t.co/CxkXl6wp0q#Voicy
この配信の中で、『web3ではプロダクトそのものの面白さや価値よりも、インセンティブの話ばかりになっている』といった見解を示されていましたが、それだけインセンティブを主軸にピッチをする人が増えたということなのかもしれません。
そして、このタイミングで「インセンティブ」というテーマに特化して展開されたプロジェクト「Boost」についても紹介し、それを元にどのようなケースでインセンティブが有効であるのか、またはどのような場合に弊害となるのかについても考えていきたいと思います。
でははじめに、この記事の構成について説明します。
- 基本的な概要
- 使いやすさ
- 具体的なユースケース
- 主要コンポーネント
- Boostのサポート対象一覧
- 「インセンティブ」には2種類ある
- 「ロウソク問題」について
- 参加者に経済的インセンティブを与えることの弊害
- 経済的インセンティブを導入する際のバランス
- Zoraと$ENJOYが提示する新しい文化
- 「マーケットプレイス」から「コミュニティ」への取引の場の進化
- エアドロップ全盛期に対するカウンター
本記事が、Boostの概要や仕組み、web3スペースにおけるインセンティブの意義をなどについて理解したいと思われている方にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、法的または投資上のアドバイスとして解釈されることを意図したものではなく、また解釈されるべきではありません。ゆえに、特定のFT/NFTの購入を推奨するものではございませんので、あくまで勉強の一環としてご活用ください。
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「Boost」とは
まずは基本的な概要から
Boostは、「分散型インセンティブネットワーク」を標榜するプロトコルであり、任意のウォレットが他のウォレットに対して、オンチェーンアクションを促すためのインセンティブを提供できるシステムです。
エンドユーザーに対してトークンインセンティブを提供し、効率的にオンチェーンアクションで結果を出すための「マーケティングツール」とも言えます。
例えば、NFTプロジェクトを運営する人が、「自分が作ったNFTを、一人でも多くの人にミントしてほしい…」と思ったとします。
その際に、『0.01ETHのNFTをミントしてくれた人に対して、0.0024ETHを報酬として付与する』といったシステムを簡単に実装し、提供することができます。
また、Boostを活用することは、様々なオンチェーン活動を促進しながら、Ethereumエコシステム全体に正の外部性を与えることにも繋がります。
簡単に言えば、Rabbit Holeが以前行っていた「オンチェーン活動に対してトークン(NFT/FT)報酬を付与するクエスト」を、web3プロジェクトごとのニーズに合わせてカスタマイズして導入できるのが、Boostプロトコルです。
でも、カスタマイズって難しいんでしょ?
結論、全く難しくないです。
なぜなら、誰でもBoost(コントラクト)をデプロイ・管理・追跡するためのインターフェースが用意されているので、専門知識がなくても、Boost発行者がプロトコルと簡単にやり取りできます。
このインターフェイスを通して、Boostコントラクトのパラメータに対して、「web3プロジェクトの情報」や、「インセンティブを与えたいオンチェーン活動内容(例:NFTのミント、DAOの投票など)」を入力するだけで、設定が完了します。
なお、以下画像のように、執筆時点で対象となるweb3プロジェクトは、80個あります。
そのため、例えば執筆時点では、「Uniswapでスワップしたら」「Zoraで何らかのNFTをミントしたら」といった条件を指定することが可能です。
ここに掲載されていないプロジェクトも、毎週Boostチームによって追加されていきますが、誰でも独自のBoost Pluginを構築して、独自のスマートコントラクトをBoostプロトコルに対して登録することもできるそうです。
ちなみに、csv形式のファイルをアップロードすることで、Allowリストに含まれるユーザーのみを対象にすることもできるので、NFTプロジェクトやDAOにとって使い勝手が良さそうだと感じました。
具体的なユースケースは?
このようにBoostプロトコルは、オンチェーンでのインセンティブネットワークを提供していますが、具体的にどのような場面で活用することができるのでしょうか。
以下が、その具体的なユースケースの一例です。
- NFTのミント促進
- 特定のNFTのミントをインセンティブ化
- 投票参加の増加
- 特定の提案への投票をインセンティブ化
- L2ブリッジのデポジットを増やす
- 任意のネットワークからのブリッジをインセンティブ化
- トークンホルダーを増やす
- 任意のトークンへのスワップをインセンティブ化
- デリゲーション(権限委譲)を促進させる
- 特定のアドレスへのデリゲーションをインセンティブ化
主要コンポーネント
Boostプロトコルは、主に以下のコンポーネントで構成されています。
- Boost Protocol
- Boost Manager
- Boost Clients
- Boost SDK(Coming Soon)
- Boost Guild(Coming Soon)
それぞれ順番に内容をサクッと見ていきましょう。
Boost Protocol
Boost Protocolは、Boostの基盤となるシステムで、EVM互換のスマートコントラクトです。
Boost Protocolを使用することで、特定のオンチェーンアクションとターゲットオーディエンスに合わせたインセンティブをカスタマイズできます。その際、報酬資金はスマートコントラクトに預託され、インセンティブ条件が満たされると、自動的に適切な金額が分配されます。
また当然ながら、すべてのBoostトランザクションはオンチェーンで検証可能なので、誰でも公開検証・監査・分析ができます。
Boost Manager
Boost Managerは、先ほどのBoost Protocol(スマートコントラクト)を利用するための主要インターフェースです。
Boost Managerを使用することで、Boost発行者がBoostをデプロイしたり、その後もスマートコントラクトと簡単にやり取りすることができます。
また、ターゲットリストの設定や、アクションパラメータの詳細設定、リアルタイムのパフォーマンス監視なども、このインターフェイスを通して行われます。
Boost Clients
Boost Clientsは、Boostを利用するエンドユーザーが、インセンティブオファーを発見し、報酬を受け取るためのフロントエンドアプリケーション群です。
例えば上画像は、公式が提供するクライアントアプリ「Boost Inbox」です。Farcasterでいうところの「Warpcast」に位置するアプリですね。
現状エンドユーザーは、基本的にこのサイトを通してNFTのミントなどを行い、報酬を受け取ることができます。
たまに報酬多めのイベントが流れてきて、争奪戦になります。
Boost SDK(Coming Soon)
Boost SDKは、Boost Protocolに登録されたスマートコントラクトを利用して独自のBoost Clientを構築したり、Boostを自分のアプリに直接組み込むための開発者向けリソースです。
例えば、FarcasterにおけるWarpcastは公式クライアントアプリですが、SupercastやHerocast, Kioskなどのサードパーティアプリを通じて、我々エンドユーザーはFarcasterにアクセスすることができますよね?
それと同様に、先ほどのBoost Inboxは、Boost公式が提供するクライアントアプリで、今後はBoost SDKを活用することで「サードパーティのクライアントアプリ」が構築可能になる予定となっています。
web3アプリ特有の「ヘッドレス」な特性を活かした設計になっていますね。
Boost Guild(Coming Soon)
Boost Guildは、トレジャリー資金の使用や、プロトコル運営を決定する「コミュニティのステークホルダー連合」です。
ゲームにおける「ギルド」のように、トレジャリーに集まっているお金の使い道や、Boostプロトコルの今後の方針を決めるためのコミュニティとして機能します。
詳細は近日発表となっていますが、他のDeFiプロトコル同様に、もしかしたらトークンを発行して分散化を図るのかもしれませんね。
執筆時点でBoostがサポートしている対象は?
- チェーンの種類
- オンチェーン活動の内容
- 報酬に設定できるトークンの種類
①チェーンの種類
Boostは、EVM互換のブロックチェーンネットワーク上で動作しており、執筆時点では以下5つのチェーンが対応済みです。
- Ethereum
- Polygon
- Optimism
- Arbitrum
- zkSync
②オンチェーン活動の内容
Boostで設定できる「オンチェーン活動」は、現在以下のような活動が対象です。
- トークンのスワップ(Swap)
- 流動性プールへのデポジット(Deposit)
- ステーキング(Stake)
- 権利移譲(Delegate)
- NFTのミント(Mint)
- チェーン間でのブリッジ(Bridge)
③報酬に設定できるトークンの種類
Boostは現在、報酬として設定できる対象物として「ERC20規格のトークン」のみをサポートしています。
しかし、将来的には「ERC1155規格のトークン」や「オンチェーンポイント(ソウルバウンドERC20)」に関しても、サポート予定となっています。
前回、「Stack」というポイントチェーンを紹介しましたが、最近web3事業者の間で「ポイント」に対する注目が高まっているため、ポイント報酬機能が実装されると、さらに注目が集まるのではないでしょうか。
また、現状は固定報酬のみ設定可能ですが、次のバージョンでは「変動型の報酬」や「オークション報酬」など、柔軟に設定できるようになるそうです。
Rabbit HoleをリブランドしたのがBoost
実は、Boostプロトコルの創設者は、Rabbit Holeを立ち上げたbrian flynn氏であり、BoostはRabbit Holeをリブランドしたプロジェクトです。
Rabbit Holeは2020年に設立され、トークンをプロトコルの利用ユーザーに分配するために開発されたクエストアプリです。一度は使ったことがある方も多いのではないでしょうか?
もともとRabbit Holeは、多くのユーザーがCEXを利用するだけでDappsを使っていなかったため、効果的なトークン分配方法を模索していたところからスタートしたプロジェクトでした。
brian氏はRabbit Holeを運営する中で、アプリケーションやプラットフォームを介さずに、スマートコントラクトを使用してインセンティブを直接配布する方法が有効だと確信を持ったそうです。
そして、プロトコルレベルで直接ユーザーにインセンティブを提供するために、今回Rabbit Holeを「Boost」としてリブランドしました。
「金銭的なインセンティブを用いて、エンドユーザーのオンチェーン活動をブースト」するというコンセプトは分かりやすく、またエンドユーザーとしても使ったお金の幾分かが還元されるので、両者のニーズを満たすプロダクトになるのではないかと期待できます。
金銭的なインセンティブの罠を知る
さて、執筆時点においてトークンインセンティブは、クリプト市場での成長を促進する「強力なツール」の一つとして機能しています。
web2市場では、需要と供給を同時に成長させる必要があります。しかし、web3市場ではトークンを用いることで、供給側を先に拡大し、その後に需要をスケールさせることが可能です。このように、web2市場とweb3市場の間には構造上の違いがあります。
例えば、最近流行りのDePINプロジェクトの多くも、トークンインセンティブを先に提供することで参加者を引き付け、供給側をブートストラップしていると言えます。
このように、web3市場におけるトークンを活用した金銭的なインセンティブの導入は、新たな市場の創出と成長において重要な役割を果たしています。
「インセンティブ」には2種類ある
そもそも、「インセンティブ」とは何なのでしょうか。
インセンティブとは、人々の行動や意欲を引き出すための動機づけや刺激のことを指します。そして、インセンティブは「外発的インセンティブ」と「内発的インセンティブ」という、大きく分けて2種類が存在します。
まず「外発的インセンティブ」は、外部から与えられる報酬や、罰則などに基づく動機づけです。
例えば、給与やボーナス、昇進、賞金といった「金銭的な報酬」が含まれます。また、罰則や評価の低下など、望ましくない結果を避けるための動機づけも外発的インセンティブに含まれます。これらは、行動を外部からコントロールする要素であることから、「外発的」と言われます。
一方、「内発的インセンティブ」は、内面的な満足感や自己実現に基づく動機づけです。
具体的には、仕事そのものが楽しい、達成感を得られる、新しいスキルを習得する喜び、自己成長などが含まれます。要するに「内発的インセンティブ」は、行動そのものが目的となり、それ自体が報酬となるタイプの動機づけだと言えます。
これら2つのインセンティブは、異なる状況や目的に応じて使い分けることで、効果的に人々の動機づけを行うことができます。
しかし、「外発的(≒金銭的)インセンティブ」に関しては、使い方を誤ると全体のパフォーマンスにマイナスの影響を与えることがあります。
「ロウソク問題」について
「ロウソク問題」とは、1945年に心理学者カール・ダンカーによって作られた実験であり、行動科学の多くの実験で使用されている有名な題材です。
その実験の方法はこうです。まずは実験者である私があなたを部屋に連れて行き、机の上に置いてある「画びょう・マッチ・ロウソク」を渡します。そして、「今からこのロウソクを壁に取り付けて、蝋(ろう)がテーブルに垂れないようにしてください。」と指示します。
さて、この問題に対して、あなたならどう対応しますか?
ロウソクを壁に画びょうで留めようとするかもしれませんが、上手く留めることができません。
また、マッチでロウソクの側面を溶かし、それを壁に貼り付けようとする人もいるでしょうが、蝋がテーブルに垂れてしまって、上手くいきません。
そうこうしているうちに、5分から10分が経過した頃、ほとんどの参加者たちは一つの解決策を見つけます。
つまりこの「ロウソク問題」は、いかに私たちの頭が固定観念に縛られているのかを浮き彫りにしてくれるのです。
なかなか瞬間的に答えに辿り着くことは難しいかもしれませんが、時間をかけて創造力を発揮することができれば、いずれ答えに辿り着く問題だと言えます。
参加者に経済的インセンティブを与えると…
では、本題はここからです。
この「ロウソク問題」を使ったもう一つの有名な実験があります。科学者のサム・グルックスバーグが行った実験で、インセンティブの力について私たちに重要なヒントを与えてくれるものです。
この実験で、彼は参加者を集めて「今から皆さんが、どれだけ早くこのロウソク問題を解けるかを計ります。」と伝えます。
そして、片方のグループには、「この問題を解決するのに通常どれくらいの時間がかかるか」の目安を説明します。もう一方のグループには、「最も早く答えに辿り着けた人には20ドル、上位25%に入ったら5ドルを差し上げます」と金銭的な報酬を提示します。
では、この金銭的なインセンティブを提供されたグループは、どれだけ早く問題を解くことが出来たのでしょうか?
なんと、平均して3.5分、”遅く”なってしまいました。
これは直感に反していますよね。「人々に良い成果を求めるなら、報酬を与えるべき」というのは、多くの人にとって共通認識の一つとしてあるはずです。
しかし、この実験ではそのような結果になりませんでした。なぜなら、金銭的なインセンティブを提供されたグループの方が、正解に辿り着くまでに多くの時間を要していますからね。
つまり、参加者の創造性を高めようと導入された金銭的なインセンティブは、逆に参加者の思考を鈍らせ、創造性を阻害してしまうのです。
しかも、この現象は40年近くにわたって繰り返し再現されてきたということで再現性もありますから、無視することはできない結果と言えます。
イラストにすると、以下のイメージです。
この条件で先ほどと同じような手順で実験を行うと、なんと今度は経済的インセンティブを与えられたグループが、もう片方のグループを圧倒して、より早く問題を解いたのです。
これらの実験結果から、「○○をしたら△△を与える」というIf-then式の報酬制度は、単純作業の遂行に対してはユーザーが集中してタスクに取り組むため効果的だと言えます。しかし、クリエイティブな作業においては効果がないどころか、むしろ害を及ぼしてしまうことが分かります。
経済的インセンティブを導入する際のバランス
昨今、エアドロ活動やポイント制度が普及しており、「経済的インセンティブがなければプロダクトとして使われない」との意見もありますが、これは必ずしも正しくないと個人的には思います。
例えば、無理にトークンを組み込むことで全体設計が不自然になったり、エコシステムが機能しなくなってしまうリスクがあります。
また、「ロウソク問題」の例で見たように、ユーザー活動に創造性を求めるタイプのプロダクトの場合には、闇雲な金銭的なインセンティブの導入は、逆に参加者の思考を鈍らせ、創造性を阻害してしまいます。
このように、経済的インセンティブが必ずしもプロダクトの成功を保証する訳ではなく、むしろ無理に導入することによって、プロダクトの魅力やユーザーの創造性を損なうリスクがあることを忘れてはなりません。
電車の中で笑いました!面白かった!!
— 水地一彰@web3×スタートアップ×会計士 (@crypt_cpa) June 7, 2024
web3スタートアップの現在地点
・プロダクトがつまらない
・インセンティブの話しかしない
・人のガラが悪い
Web3スタートアップについて思うこと – 朝倉 祐介 @Jockey723https://t.co/CxkXl6wp0q#Voicy
記事冒頭でも触れましたが、先日アニマルスピリッツの朝倉さんがVoicyで『web3ではプロダクトそのものの面白さや価値よりも、インセンティブの話ばかりになっている』といった見解を示されていました。
もちろん、すべてweb3プロダクトに当てはまるわけではありませんが、この指摘については最近の国内におけるweb3プロダクト開発が、経済的インセンティブに過度に依存している現状を反映している部分があるのではないかと思います。
今回の記事で見てきた通り、web3市場でプロダクトを構築する際には、金銭的なインセンティブだけで駆動するタイプのBoost型のプロダクトなのか、それとも内発的インセンティブとのバランス感が必要なプロダクトなのかを理解し、それに合わせた設計やカルチャー作りを行なっていく必要があるのかもしれません。
Zoraと$ENJOYに学ぶ「マーケットプレイスからコミュニティへの進化」
今日のDaily Stockは、NFTクリエイター・事業者とNFTコレクターの間にあるインセンティブのズレについての話です!
— でりおてんちょー|derio (@yutakandori) June 13, 2024
従来のNFTの取引の場が「マーケットプレイス」であったとすれば、Zoraエコシステムは「コミュニティ」と呼べるのかもしれない。https://t.co/LdR7UIDNIM pic.twitter.com/P4CoxmcyZ7
この続き: 2,437文字 / 画像4枚
まとめ
今回は、分散型インセンティブネットワークを標榜するプロトコル「Boost」について紹介しながら、金銭的なインセンティブの罠について解説し、最後にZoraと$ENJOYの事例をもとに「マーケットプレイスからコミュニティへの進化」というテーマについて考察しました。
本記事が、Boostの概要や仕組み、web3スペースにおけるインセンティブの意義をなどについて理解したいと思われている方にとって、少しでもお役に立ったのであれば幸いです。
また励みになりますので、参考になったという方はぜひTwitterでのシェア・コメントなどしていただけると嬉しいです。
◤ インセンティブの意義を再考 ◢
— イーサリアムnavi🧭 (@ethereumnavi) June 14, 2024
💰インセンティブというテーマに特化して展開されたプロジェクト「Boost」を紹介
💰"金銭的なインセンティブの罠"を知る
💰内発的インセンティブをベースに駆動するZora Networkとミームコイン$ENJOYから学べること
詳細はこちら👇https://t.co/7XI6LoMOdO pic.twitter.com/t1J3OJ3jRW
Boostとは|web3スペースにおけるインセンティブの意義を再考し、新たな取引モデルを模索する https://t.co/KwfQqZuwVg #イーサリアムnavi @ethereumnaviより
— 空豆デリシャス (@soramamedeli) June 15, 2024
ほんまこれ
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